公務員試験、筆記試験を突破できたなら何としてでも面接試験も受かりたいですよね。
最近は幅広い人材を獲得するため、筆記試験よりも面接(人物)を重視する自治体も増えてきました。
そこで今回は、公務員試験の面接必勝法をお伝えします!
いつから面接対策をすればいいかわからない
面接試験に苦手意識がある
面接に大の苦手意識があった私でも、ポイントを押さえて何とか内定をいただくことができました。国般、国税専門官、特別区、地方上級、その他市役所、大学法人と各種試験で内定(又は途中辞退)実績があるのでぜひ参考にしてみてください。ちなみに面接で唯一落ちた官庁があるので、それも後程ご紹介します!
受かる人の3つの特徴
自己PRが具体的
公務員受験生に限らず、就活生の大半が苦労するポイントですよね。
自己PRは、「私はこんな性格で、これが得意です。」だけでは不十分です。
プラスして、「あなたの組織では、こんな場面で役立ちます」を入れてみてください。
これは具体的でないと意味がないです。
例)私には「誰にでも物事をわかりやすく説明する力」があります。これは~~の経験から培ったもので、窓口に来庁された市民の方に対して、専門的な用語をかみ砕いてわかりやすく説明する場面で活かせると~~~。
この例に関しては「じゃあこの言葉を説明してみて」とブーメランがくる可能性がありますが、このくらい攻められると他の受験生と差がつけられるのではないでしょうか。
志望動機が明確
当たり前のようで重要なポイントです。
志望動機は各組織に合わせて完全オリジナルで作りましょう。
面接官は志望動機を確認すると同時に、うちの組織のこと理解してるのかな?という部分を見ています。
採用説明会にはできるだけ参加、インターンに参加できると尚良いです。
事前にネットや紙面でリサーチできる情報+採用説明会で得られる情報+αがあると強いです。
+αというのは、足で稼ぐ情報です。
●大学の先輩や予備校の関係者で志望している組織に就職した人はいませんか?いたら大きなアドバンテージになります。連絡を取って内部の話を聞かせてもらいましょう。
●(可能であれば)実際に働く場所まで出向きましたか?働いている職員の姿はあなたの目にどんな風に映ったでしょうか。
テンプレートではなく、自分自身の経験を絡めた志望動機が面接官の印象に残ります。
余談:私は国般の官庁訪問で二か所訪れ、その内の一つは面接で落ちました。志望動機が甘かったのは自分でもわかりました。「自分の経験がこんなところで役立つ」という「こんなところ」のリサーチが出来ていなかったからです。業務内容やその背景はきちんとリサーチして理解してから挑みましょう。
コミュニケーションが問題なく取れる
面接官も周りの受験生も人間です。
人の話を遮ったり、黙り込んでしまうと、相手も困ってしまいます。
逆に言えば、気を利かせて面接官に話を振ったり、饒舌にトークをする必要はないということです。
- 相手の話を最後まで聞く
- 相槌をうつ
- 話すときは相手の目を見る
- 極端に大きくなくても相手に聞こえる音量で話す
- 聞かれた質問に答える努力をする(的外れな回答は避ける)
この5つを意識すれば合格はグッと近づくはずです。
聞かれた質問の意図はわかってもすぐに回答が思い浮かばない場合は、正直に「そうですね…すみませんが、30秒考える時間をいただけますか」と前置きをしたうえで、ゆっくりでも良いので話を始めれば、面接官はきちんと評価してくれます。
いつから対策を始めるか

早いに越したことはないですが、まずは筆記試験に通らないと始まらないので、私は6月から対策をスタートしました。
筆記試験が6月の週末に集中する中、第一志望の面接が7月初旬にあったので、6月は筆記試験対策+面接対策を平行して行いました。
ただし、これは遅い例です。
間に合ったのは、採用説明会等で事前に持っていた情報をストックしていたことが大きいので、一からリサーチを始める場合は筆記試験が本格化する前までにスタートさせておくのが良いです。
実際に行った対策
上記のポイントを押さえた上で、実際に行った対策を紹介します。
予備校の模擬面接
予備校を利用していたので、第一志望想定の模擬面接は3回、他は1回ずつ受けました。
予備校を利用していない人でも、友達や先輩にお願いして模擬面接をするのも効果的ですよ。(それもやりました)
模擬面接時の動画や音声を録っておくのも◎です。無意識にやっている自分の癖が相手にどのような印象を与えるかを客観的に判断ことができます。(視線の動きや唇を噛む癖など)
何より、緊張しいで面接試験に苦手意識があったので、面接の雰囲気に慣れるという意味で最も効果がありました。
想定問題集を作って回答を箇条書きでまとめる
箇条書きがポイントです。
用意した答えを一言一句暗記して話すのはおすすめしません。「この人暗記した文章を読み上げてるな」というのは客観的に聞けばすぐにわかります。
要点を箇条書きにして、頭の中にパッと思い浮かぶ状態まで覚えます。
そこまで準備をしたら、本番の面接で要点を繋いでいくように話しましょう。
自然にかつ伝えたいことが確実に伝わります。
まとめ
●自己PRは具体的にどんな場面で力を発揮できるかを加える
●志望動機は相手をリサーチした上で明確に伝える
●最低限のコミュニケーションは取れるよう心掛ける
●面接対策は早いに越したことはない
●場慣れするためにも模擬面接を受ける
●想定質問に対する回答は丸暗記NG。要点だけ覚える
いかがだったでしょうか。面接試験はポイントを押さえれば誰にでもチャンスがあります。試験期間中は辛いと思いますが、報われる日を信じて突き進みましょう!